京都で開催された、日経新聞社のトレンドセミナーに行ってきた
10月11日に、日本経済新聞社主催の「これが流行る!!トレンドセミナー」があったので行ってきました。話自体はさらっとしていましたが、面白い内容もあったのでレポします。
発表内容
今回のセミナーは日本経済新聞社京都支社長 三宅 耕二さんでした。
三宅さんは、2011と2012のヒット商品番付の責任者?をしていたみたいです。
2014年上期ヒット商品番付
ヒット番付はその年の責任者によって、ランクインする内容に偏りが出てくる。
昔は通期のヒット商品番付しかなかったが、上期のものは忘れてしまうので、2002年から上期版を追加することにした。
2013年ヒット商品番付
小結に入っている「ロレックス」は換金率が高いので、根強い人気
横綱を見れば、その年がわかる
横綱を見るとその年の流行が分かる。
◯ 2001年 東[メイドインチャイナ] 西[イチロー]
◯ 2006年 東[デジタル一眼レフ] 西[ショッピングセンター]
◯ 2009年 東[エコカー] 西[激安ジーンズ]
◯ 2011年 東[Apple] 西[節電商品]
◯ 2012年 東[東京スカイツリー] 西[7インチタブレット]
14年の消費を読む3つの視点
1. アベノミクスの死角「財布に穴消費」
安倍政権は企業に賃上げを要請したが、給与アップ以上に値上げラッシュが起こった
結果的に、消費の二極化が加速した。
2. スマートフォンとSNSの普及によってうまれた「いいね!消費」
「いつでもどこでも情報検索ができる」
「社会または仲間に即座に情報発信ができる」
「SNSを通じて世の中の話題を知る」→情報過度で感心事のみに注目している
→ 「ご主人様消費」が増加している
3. 「おひとり様消費」の急増
30歳〜34歳の未婚男性が、46.5%になっている(1980年は20%)
30歳〜34歳の未婚女性が、33.3%になっている(1980年は9.1%)
→ 女性が社会で活躍するようになり、結婚が遅れている。
安倍政権は、今後も女性が活躍する環境つくりに力を入れているので、増加は続くだろう。
「一目瞭然」こそヒットのキーワード
商品づくりのストーリー性は重要だが、1発芸的なわかりやすさが重要
お一人様とSNSで、市場の細分化が加速している
差別化が難しい日用品は価格競争に
→ ワンフレーズマーケティングの時代がくる
14年下期の注目の商品・サービス
ウェアラブル端末
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まとめ
・消費者の家系防衛姿勢は緩まず
・消費再増税の判断が今後の焦点
・持つ人と持たざる人の消費二極化が加速する
・価値訴求か価格訴求 2兎を追うな
・「話題力」「一目瞭然」こそヒット商品の鍵
感想
大体の内容が「知っている」という内容だったので、新しい発見は少なかったです。
でも、時代の振り返りが出来たり、ヒット番付がどのようにして決められるのかなどの、裏話が聴けたので面白かったです。再度行くかと言われたら行かないですが、日経新聞社のセミナーにしては面白い内容でした。
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